小金井薄紅は、1988年、林弥栄氏によって小金井公園小平口近くで発見され、命名されました。日本花の会に登録されている桜の中で、唯一「小金井」という地名がついています。
原木は残念ながら2016年に枯死してしまいましたが、原木から接ぎ木で増やした後継樹が公園内に20本ほどあり、正面口の両サイドと正門口から小平口に向かう中央通路に多く植樹されています。
原木近くで新たなシンボルとなった後継樹は、2022年クレーン車の転倒事故にあい、重傷を負ったため、旧苗畑(多目的運動場東側)に移植し見守っています。(公園地図)
小金井薄紅桜は「紅鶴」に似ていますが、「カスミザクラ」「チョウジザクラ」「シナミザクラ」の自然交雑と思われます。
花は花弁の外側が濃く中が白っぽい淡紅色で、一重(花弁5枚)咲きの中輪です。
2023年は3月22日に開花しました。
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