大きな木なので見上げないと通り過ぎてしまうAブロックの寒桜。
2/25に咲き始めました。(公園地図)
同じ「寒桜」でも2/11に開花した東ゾーンNブロックの「寒桜」から遅れること2週間、環境の違いが大きいのでしょうが、ずいぶん個体差があるものだと興味深いです。お散歩の際に大漁桜の斜め向かい…上を見上げてみてください。淡い控えめなピンクの桜をご覧いただけます。
ちなみにNブロックの寒桜はもうピーク過ぎ、散り始めていました。
寒桜はカンヒザクラとヤマザクラの種間雑種と考えられ、2月上旬から3月上旬ごろ、栽培品種の中では一番早く咲き始めますが、形態や開花期が異なることがあります。
花は淡紅色から紅色で一重(花弁5枚)咲きです。
【ガイドツアーのお知らせ】
3/36,28にガイドツアーをします。
申し込み制、先着順となっていますのでご興味のある方はぜひ早めにお申し込みください。HPのトップページから申し込みサイト「GRANT」にアクセスできます。
3月26日の詳細 GRANT
3月28日の詳細 GRANT
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参加を申し込むからエントリーしてください。
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メール:afharig@jcom.zaq.ne.jp(有賀)
電話: 小林090-8800-4703
有賀090-7213-8961 まで♪♪
新宿御苑内では以前から「カンザクラ」と樹名板の付いた樹が各所に数本ありました。
しかしながら開花時期が樹によって明らかに異なり、その咲く「順番」はかなり一定していました。
そこで数年前、開花時期が明らかに異なる「3系統/品種」に分類整理されました。
一番早く咲くラインが「アタミザクラ」となり、これは皇居東御苑や上野恩賜公園の「カンザクラ」と咲く時期がほぼ一致しています(小金井のNブロックも)。ただし今年に限っては、落葉しなかったせいか例年より咲く時期が遅れていました。
二番目に咲くラインは「サツマカンザクラ」になりました。これは元々この名前で導入されていたライン(樹)が、いつの頃からかカンザクラ表示に変えられていたようで、苑内の樹名板整備に伴い「導入時の名称に戻す」とされたそうです。ちなみに「サツマカンザクラ」という品種の樹を他所で見たことはありません。
三番目に咲くラインは「カンザクラ類」と表示されています。「カンザクラ」という栽培品種に同定するには特徴が乏しいとかで、敢えて品種を特定せず「~類」という珍しい?名札になっています。開花時期からすると、小金井のAブロックのカンザクラは、この新宿御苑のカンザクラ類に相当するのではと思います。
何かの図鑑にも、「カンザクラという名称でいくつかの栽培ラインがあると思われる」とかいうのを読んだ気がしますが、個体差というよりは「違う栽培品種」の方がしっくりくると思っています。