小金井公園には玉川上水沿い『名勝 小金井桜』の多種多様のヤマザクラの流れをくみ、約400本のヤマザクラがあります。
ヤマザクラは本州、四国、九州に分布し、温暖な気候を好み、低山や丘陵に多い野生種です。「カスミザクラ」や「オオヤマザクラ」をまとめて「ヤマザクラ」と呼ぶ場合もあります。
「染井吉野」が広まるまでは、桜と言えばヤマザクラのことでした。古来から詩歌に多く取り入れられて、名は野山に咲いていたことから「ヤマザクラ」となりました。
花は白く一重(花弁5枚)咲きで、花と同時に赤褐色の若葉が伸びます。野生種のため個体変異が多く、花の色や葉の色に違いが見られます。ヤマザクラは例年3月中旬頃から次々に咲き、咲く時期に差があるため長く楽しめます。
ゆりの木広場には樹形の良い大きなヤマザクラがあります。(公園地図)
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