オオシマザクラは公園内に40本ほどあります。(公園地図)
オオシマザクラは伊豆から房総の海沿いに多く生育する野生種です。
花は白く、一重(花弁5枚)咲きの大輪です。クマリンの香りがあり、花弁の先は二裂します。
緑の若葉は花と同時に出てきますが、野生種のため花が先行したり、葉が多いものや少ないものと多様です。
葉にも香りがあり厚く毛が無いため食用に適し、桜餅を包むため塩漬けに加工されます。
名は伊豆大島に多いことからつきました。
ゆりの木広場のオオシマザクラは小金井公園で一番大きな桜で、横幅30メートルほどあります。枝が横に広がる性質を持っているため、太い枝が地面に着き、そこから根を張っているように見えます。花を楽しんだ後、ちょっと目線を下げて見てくださいね。
西東京市の木50選になっていて、小金井公園のシンボル的な桜です。
満開のオオシマザクラは見応えたっぷりです。下草のショカツサイ(ムラサキハナナ)とのコントラストもお楽しみください。
2023年は3月23日に開花しました。
《お知らせ》
3/25,26は桜まつりです。3/25の午前中は園内桜ガイドの依頼があり、団体のお客様と園内を歩いて回ります。また、桜守の会ブースにパネル展示も行いますのでぜひいらしてください。桜守の会の1年の活動を通じて、小金井公園の桜がどのように育っているのか、パネルで説明しています。
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